デッドスペースを活用した家

都市型住宅の限られた空間の中で、デッドスペースを活用したお家ができました。階段下や洗濯機の上のスペースを、住む人にとって「あったら嬉しい」を考え工夫した、使い勝手の良い間取りになっています。外観は光の当たり方で表情を変える凹凸のあるホワイトのテクスチャに、ラスティックなウッドをアクセントに組み合わせ、シンプルでやわらかな印象にまとめました。また都市型住宅でありながら、高性能な断熱仕様の低炭素住宅で、快適に暮らせる仕様となっています。

WORKS
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MODEL HOUSE 062

    • 所在地
      THANK YOU
    • 間取り
      3LDK
    • 敷地面積
      64.93m²(19.64坪)
    • 延床面積
      108.16m²(32.71坪)
  • 玄関の土間収納

    玄関にはシューズクロークの他に、階段下のデッドスペースを上手に利用した、土間収納を設けました。ベビーカーを出し入れする時に、わざわざ折り畳む必要もなく、子供の遊び道具や自転車・アウトドア用品も、スムーズに収納できます。玄関ホールの可動棚収納は、お出かけする時の、カギや帽子などの小物を整理整頓でき、玄関周りをスッキリ見せる事ができます。

  • ランドリー可動棚

    洗濯機上の空間を有効利用し、スッキリ収納できるランドリー可動棚を取り付けました。タオルや洗剤・柔軟剤などの洗濯機周りのアイテムを、使いやすい場所にレイアウトできます。またハンガーパイプもあるので、サッとタオルを掛けたり、浴室乾燥機で洗濯物を干す際のハンガー類も掛けておけば、便利にお使いいただけます。

  • 半個室の家事スペース

    キッチン横に、家事はもちろん趣味や仕事にも集中できる半個室の家事スペースを設けました。造作カウンターの後ろにはオープンタイプの可動棚の収納があり、食材や日用品などをストックしたり、趣味で使う小物や仕事の資料、家族の共有のアイテムなども、整理してスッキリしまうことができます。またあえて扉を設けないことで、行き来がしやすく、キッチンから目が届くので、子どもの宿題スペースとしても◎。

  • 2つに分けられる部屋

    3Fにはお子様の成長にあわせて、可変出来る部屋を設けました。子どもが小さい頃は、1部屋でご家族みんなが一緒に寝られるファミリースペースとして使用ができ、子どもが成長し、それぞれの部屋が必要になった時を考え、部屋を2つに分けられるように、壁の下地や入口となるドアを2つ設けています。

The Architect’s Voice

正面の前道は、公園が近く歩く人が多い生活道路、後面は集合住宅でしたので、視線を気にせず暮らせるように、窓の配置を考えプライバシー性を高めました。また建物の北面は、専用道路で開けていたので、外観デザインにも気をつけました。駐車場は奥行5.7mのビルトインガレージで、大型のワンボックスやSUVでも、雨の日でも濡れずに停めれます。