2023.09.20

建売住宅を買って後悔した理由と買ったときに後悔をしないための方法

マイホームの購入を検討する場合、建築が完了していてすぐに入居できる建売住宅は、費用を抑えながらも、おしゃれな物件に住みたい人にとって有効な選択肢です。しかし、マイホームを手にいれたものの、利便性が悪かったり、想像よりも狭かったりなどの理由で、思っていたイメージと違うと後悔する人も少なくありません。

建売住宅は、注文住宅のように細かいカスタマイズや間取りの設計ができないぶん、購入する前の事前確認が大切です。建売住宅を買って後悔しないためには、家を買うときに何に気をつければ良いのかを知り、事前に対策を講じることが肝心です。

そこで本稿では、建売住宅を買って後悔した理由と、買ったときに後悔をしないための方法をご紹介します。この記事を読むことで、建売住宅を買うときに気をつけるべき事がわかり、後悔をしなくて済むでしょう。

これから建売住宅を購入したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

建売住宅で後悔する8つの理由!対策も紹介

【ケース1】間取りが良くなかった

【ケース2】日当たり・風通しが悪かった

【ケース3】収納スペースが少ない・設備が使いにくかった

【ケース4】利便性が悪かった

【ケース5】設備の質が悪かった

【ケース6】住んだあとに欠陥が見つかった

【ケース7】想像よりも狭かった

【ケース8】周辺環境が良くなかった

建売住宅で後悔しないためのポイント

何を重視したいかを決めておく

他の物件と比較検討をする

アフターサービスの充実している業者を選ぶ

価格だけを重視しない

オプション工事の有無をチェックする

住宅性能評価書を確認する

安価な建売住宅がダメな家ではない

後悔しない建売住宅の購入は「LIVONE」にお任せ

 

 

建売住宅で後悔する8つの理由!対策も紹介

この章では、建売住宅を購入して後悔した8つの理由をご紹介します。ほかの人がどのような点で後悔したのかを知ることで、同じ道を辿ることを防げるでしょう。後悔しないための対策も合わせてご説明しています。ぜひ参考にしてください。

【ケース1】間取りが良くなかった

実際に住んでみると、窓や扉のせいで、思うように家具・家電がおけない、窓や扉が邪魔をして、家具・家電の使い勝手が悪くなった、という不満を持つ人が少なくありません。建売住宅では間取りが決まっているため、家族や生活の変化に合わせた形に変更することもできません。

 

対策

現在使っている家具や家電を、具体的にどこに置くかイメージしてみましょう。実際に家具や家電を置いたときに、窓や扉が邪魔にならないか想像します。また、将来的な家族のライフイベントや変化を予測し、10年、20年先も、同じ間取りで住み続けられるか考えましょう。

 

【ケース2】日当たり・風通しが悪かった

日当たりや風通しの悪さは、内覧で気付きにくいポイントのひとつです。内覧は晴れた日の日中に行うことが一般的です。内覧した際に、たまたま日がさしていたり、風が吹いていたりすると、日当たりや風通しが良い物件であると誤解してしまうことがあります。

物件の日当たりが悪い場合、洗濯物が乾きにくく、部屋も暗くなります。また、風通しが悪い場合、結露やダニ、カビが発生しやすくなります。

 

対策

朝・昼・夕と、異なる時間帯の日当たりや風通しをチェックすることをおすすめします。実際にさまざまな時間帯に訪れてみることが一番確実な方法です。難しい場合には、担当者に確認してみるのも良いでしょう。

 

【ケース3】収納スペースが少ない・設備が使いにくかった

実際に建売住宅に暮らし始めると、収納スペースが足りずに苦労されている方も少なくありません。建売住宅には、設計上の都合や、リビングやキッチンを広めの設計にするために、収納スペースが充分に確保できていない物件も存在します。

また、コンセントの数が足りなかったり、電気スイッチの位置が使いにくかったりなど、設備面での不便さを感じる方もいます。

 

対策

荷物が多い場合は、床下収納や屋根裏収納、階段下収納、パントリーなどの収納スペースが備わっている物件を選びましょう。これらの収納スペースが備わっている物件を選ぶことで、追加で収納棚などを置く必要がなくなり、そのぶん部屋も広く感じられます。また、万が一、収納が足りずに家具を追加することになった場合でも、置くスペースがあるかシミュレーションしておきましょう。

また、現在の住まいでどこのコンセントを何口使っているか、位置はどこか確認しておき、購入予定の物件と比較してみるのも有効です。新しく増やす部屋の場合は、家具や家電をどこに置くかイメージして、コンセントや電気スイッチがどこにあれば使いやすいか考えてみましょう。

 

【ケース4】利便性が悪かった

洗濯機とベランダが違うフロアにあって洗濯に時間がかかる、キッチンや洗面所、お風呂やトイレなどの水回りが集約されていない設計のために、掃除や家事に時間がかかるといった日常生活における利便性の悪さを感じるケースがあります。

 

対策

1日の行動を思い出して、自分がどのように動いているか考えてみましょう。これを家事動線と呼びます。たとえば、家族が多く料理をたくさん作る家庭の場合、キッチンとダイニングが離れていると配膳が大変です。こういったご家庭の場合は、キッチンの正面にダイニングがある「対面式キッチン」や「横並びダイニング」が採用されている物件が最適です。

ベビーカーを使うご家庭の場合は、玄関にベビーカースペースがあると、車輪の汚れたベビーカーを宅内に持ち込まずに済み、片付けも簡単です。

このように、日常生活の動きをイメージして、それぞれのスペースが自分の生活にとって最適な配置になっているかシミュレーションしてみることで、ミスマッチを減らせるでしょう。

 

【ケース5】設備の質が悪かった

建売住宅では、少しでもコストを下げるために、設備のグレードを落としていたり、低いグレードの建材を使っていたりすることがあります。たとえば、グレードの低い断熱材を使用しているために、夏は暑く冬は寒いといった断熱性の問題が生じていて、壁がうすく音が漏れてしまう防音の問題があるケースも存在します。

 

対策

断熱性、防音性、耐震性などは、住宅に関しての知識がない人がみても判断が難しい部分です。住宅に関する性能を確認したい場合は、ホームインスペクターに相談しましょう。ホームインスペクターとは住宅診断士を指し、家の劣化状況や欠陥のチェックに関しての専門家です。物件を販売している不動産会社に、このような資格を持ったスタッフが在籍している場合は相談してみましょう。

 

 【ケース6】住んだあとに欠陥が見つかった

建売住宅に限らず、その家に長く住んでみて初めて欠陥が見つかることもあります。たとえば、耐震性が十分でなかったり、大雨のときに雨漏りしたりなど、見た目だけではわかりにくいケースもあります。こうした欠陥が起こる背景として、建売住宅の価格を下げるために、作業員を減らしてコストをカットしている業者の存在があります。無理なコストカットと工期の短縮の結果、工事の質が下がり、欠陥につながります。

 

対策

予測が難しいトラブルに対処するためには、アフターフォローが充実している不動産会社を選びましょう。また、保証の範囲、期間、追加の費用はかかるのかなどについても確認しておくと良いでしょう。

 

 【ケース7】想像よりも狭かった

実際に家具を置いてみたときに、初めて部屋の狭さを実感する人も少なくありません。建売住宅で使っている土地は、大手ハウスメーカーの分譲地であることも多く、土地自体が狭いケースがあります。入居前は家具が置いていないので、実際に住んでみるとどうなるかはイメージしにくい部分です。

 

対策

どの程度の大きさの家具をどこに置くのか、どのような使い方をするのか、動線はどうなっているかなど、綿密にシミュレーションすることが大切です。また、広さを数値で把握することもおすすめです。普段生活している部屋の広さを調べて、これから暮らす家と比較してみましょう。

 

 【ケース8】周辺環境が良くなかった

スーパーやコンビニ、病院や学校など、生活に必要な施設が周辺に揃っていないために不便さを感じることがあります。また、近隣住民に問題があったり、夜や週末になると周囲が騒がしくなったりなどのケースも考えられます。

 

対策

実際に周囲を探索してみて、不便ではないか確認してみるのが確実です。また、周辺の状況については不動産会社の担当者に聞いてみる、周辺住民に直接聞いてみるのも良いでしょう。

 

 

建売住宅で後悔しないためのポイント

この章では、建売住宅の購入で後悔しないための考え方や注目すべきポイントをご紹介します。

何を重視したいかを決めておく

建売住宅を選ぶ上では、何を重視するか決めておきましょう。たとえば、立地、日当たり、家の間取りや広さ、駐車場の有無、デザイン、価格など、人によって重視したい項目は異なります。いくつか重視したい項目をリストアップしたら、その中で優先順位をつけていきます。

たくさんの物件を見ていると、気持ちが揺らいでしまうことがあるため、なぜその項目を重視したいかの理由も明確にしておくことで、自分の意志を強く持てます。

 

他の物件と比較検討をする

建売住宅を購入するときに、1軒だけを見て決めるのは危険です。なぜなら、ほかの物件と比較しなければ、今みている物件の優れているところや、劣っているところなどがわからないからです。

しかし、重視したい項目をすべて叶えてくれる建売住宅は多くありません。そのため、複数の物件を見て、その中でも重視したい項目を多く叶えてくれるものを見つけていきましょう。

 

アフターサービスの充実している業者を選ぶ

アフターサービスが充実しているかどうかは、建売住宅の購入において非常に重要な要素です。なぜなら、建売住宅は建築済みの物件を購入するため、建築途中の状況や土地の状況が確認できないからです。

そのため、物件を買う場合には、もしトラブルがあった場合でも長期間保証してくれる業者から買うようにしましょう。特に建築から2年程度は、建物に変化が現れやすいとされています。

たとえば、工事中に建物が水分を含み、その水分がぬけていく関係で、クロスや床、建具に不具合が出る可能性があります。こうしたトラブルは、住んでみなければわからないため、保証期間や保証範囲が充実している業者を選んだ方が安心です。

 

価格だけを重視しない

価格だけを重視して購入する場合は注意が必要です。家を購入するときの価格には、土地や諸費用の金額が含まれていない可能性があるからです。家を買う前に、表示されている金額の内訳を確認しましょう。また、相場と比較して価格が極端に安い場合には、何か特別な理由が隠されているケースもあるため、担当者に聞いてみると良いでしょう。

 

オプション工事の有無をチェックする

建売住宅の購入では多くの場合、オプション工事費用が別途必要です。オプション工事に含まれるものは多岐にわたります。たとえば、カーテンレールやテレビのアンテナ、エアコン、食洗器やシャッターなどです。オプション工事にどれだけ費用をかけるか予算を決めておき、その中で工事するものを選ぶようにしましょう。

 

住宅性能評価書を確認する

住宅性能評価とは、住宅の設計や施工について、客観的な基準で評価したものです。住宅性能評価書にはその結果が記載されています。

 

住宅性能評価では下記の10分野について評価しています。

  • 構造の安定
  • 劣化の軽減
  • 維持管理・更新への配慮
  • 温熱環境・エネルギー消費
  • 安全性
  • 健康性
  • 快適性
  • 環境性
  • 耐久性
  • 施工品質

 

必須項目は4分野で、それ以外の6分野については任意での検査とされています。任意分野の検査については、依頼者が評価項目を指定できます。住宅を購入するときは、この評価を確認することで家の状況が客観的にわかるでしょう。

 

安価な建売住宅がダメな家ではない

建売住宅は安いから性能が悪い、購入をしても後悔するといったように、建売住宅に対してネガティブな感情を持っている人もいます。しかし、建売住宅を買って後悔するのは値段が安いからではありません。

建売住宅であっても、間取りや利便性、デザインなどが考慮された家はたくさんあります。大切なのは、住宅性能評価書を確認し、アフターフォローの長い業者を選ぶといった、見えない部分についての確認をおろそかにしないことです。また、不明点があれば必ず担当者に相談し、信頼できる業者から家を買うようにしましょう。

 

後悔しない建売住宅の購入は「LIVONE」にお任せ

本稿では、建売住宅の購入を考えている方に向けて、建売住宅を買ったときに後悔しがちなポイントや、注意点をご紹介しました。

建売住宅の購入にあたっては、信用できる業者が施工した物件かどうかを見極めることが、非常に大切なポイントです。たとえば、一級建築施工管理技士やホームインスペクターなどの資格を保有する社員が在籍していれば、高い施工品質を持った会社であると判断できます。

私たちがご提供する「LIVONE」の建売住宅は、デザイン性と暮らしやすさ、そしてコストのすべてにおいて妥協をせず、建売住宅とは思えないアイデアがたくさん詰まっています。

建売住宅を購入するときに大切な、長期保証と10年にわたる充実したアフターフォロー、そして有資格者による高い施工品質でお客様の快適な暮らしを全力でサポートいたします。

ぜひ一度、LIVONEの建売住宅を確かめてみてください。

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